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Nightclub of Particulates

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出演
渚ようこ

(演奏:花園臨界実験所 (ギター・ベンジャミン・オイカワ、
ベース・的場慎太郎 、オルガン、ピアノ・たけやん(鍵盤屋)
、ドラム・長谷革ナオヤ、躍り子・デリシャスウィートス)

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灰野敬二( 本イベントの為に「哀秘謡」を再結成。メンバー未定 )

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DJ DJ2741

 

 

 

5月13日(土)
新宿JAM

開場 19:00 開演 19:30

 

(チケットをお持ちの方からの入場になります。)
料金 前売3500円 当日4000円(共に1ドリンク600円別)
発売 新宿JAM店頭販売、汀店頭売り0332024567(20:00以降)

イープラス、ローソンチケット(Lコード75343)

問合せ/電話予約 JAM Tel:03-3232-8168(15:00~24:00)

メール予約  jam@rinkydinkstudio.com

elegance223@gmail.com

イラスト・岡田成生

デザイン・菅沼朋香

 

企画・Sound・Of・Elegance  協力・Chiro

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漆黒よりも黒い黒 極彩色よりも鮮やかな虹

渡邊未帆

 

 あの灰野敬二が歌手・渚ようこの熱いリクエストに応えて一夜限りに「哀秘謡」を再結成するという。「哀秘謡」というのはご存じの方も多いと思うが、灰野敬二による歌謡曲のカヴァー・バンドのことである。最初のアルバムは1998年にリリース、それ以降最後の「哀秘謡」名義のライブは2008年5月だそうだから、今回9年ぶりに我々は生でそれを体験することができるというわけだ。

 灰野敬二は「哀秘謡」で歌謡曲を木っ端微塵に破壊し、瞬時に漆黒に塗り潰し、それを異次元の形に産み直す。一方、これまで阿久悠、横山剣、三上寛、山谷初男、内田春菊、山崎春美・・・など多彩な怪物たちと共演し、昨年デビュー20周年を迎えた渚ようこ。花園臨海実験所をバックに彼女が歌い、叫び、創り出す極彩色の歌謡曼荼羅を、ためらいもなく私は「ロック」と呼びたい。

 ひょっとして、「渚ようこ&灰野敬二」という日本の歌謡史上最も異形であろうデュエットなんて聴くことはできるんだろうか…? いずれにせよ、この超然たる競(共)演を全身全霊で受け止めたいと、私は思う!